top of page
2021年12月、呉竹水彩アートコンペでグランプリを受賞した髙嶋夢生さんに商品企画担当の金倉がオンラインでお話を伺いました。今回の作品制作や髙嶋さんのバックグラウンドに迫ります。
審査風景:全282作品の中からグランプリ1名が選出された。
金倉:まずはグランプリ受賞、おめでとうございます! オンラインではありますが、トロフィ授与を行わせていただきます!
髙嶋:ありがとうございます!! こんなに立派なものが頂けると思っていなかったので感激です!
金倉:早速ですが、今回の作品の制作には、どのくらい時間がかかったのでしょうか。
髙嶋:実は作品は、締め切りの直前の2日間で仕上げました。 応募するということ自体は1か月前から決めていたのですが、就職や様々なストレスで思うような絵が描けず、だんだん自分の絵に対して自信が無くなってきてしまって… 。事前にパレットは購入していたのですが、なかなか制作に踏み切れずにいたところ、母が「やれるだけやってみたら」と背中を押してくれたので応募まで漕ぎつけることができました。
金倉:今回のコンペを知ったきっかけは何でしたか。
髙嶋:学校の授業の中で先生が別のアートコンペについて紹介していたのですが、「他のアートコンペは無いのかな?」と自分で調べてみたんです。 そこで見つけたのが呉竹水彩アートコンペでした。
金倉:普段はどのような作品を描かれているのでしょうか。
髙嶋:人物や動物、植物が大好きで…そういったモチーフを組み合わせて使うことが多いですね。画材という意味ではパソコンを使ったデジタル作品よりも、筆や絵の具を使ったアナログでの作品づくりが多いです。
グランプリ受賞作品「狐と女性」
普段描かれている作品。人や動植物が描かれており作者の世界観に引き込まれる。
金倉:今回の作品でも女の子やキツネ、それを囲む植物が生き生きと描かれていますね。 作品のテーマや、表現しようと思った世界観・題材があれば教えてください。
髙嶋:今回はあまり難しく考えすぎずに、とにかく純粋に自分が好きなものを直感で描き込みました。もともと美しい自然を表現するのが好きで、今回もそうしたものにインスピレーションを得ていると思います。
金倉:作品を描くにあたって難しかったことがあれば教えてください。
髙嶋:呉竹の透明水彩パレットは普段使っている画材よりも水に馴染みやすくて、慣れるのに少し時間がかかったことです。初めて使ったときは絵具の溶けの速さに驚きました!
慣れていくにつれてうまくコントロールできるようになり、画材の魅力を深く感じました。私は作品の中でグラデーションを表現することが多いので、色同士が綺麗になじんで発色する点が非常に良かったです。
コンペが終わっても自分の作品制作で使用しています。
花びら一枚一枚のグラデーション配色がとても美しい。
金倉:髙嶋さんが絵を描き始めたきっかけなどはありますか。
髙嶋:祖母が絵を描くことを趣味にしていて…幼いころに一緒に絵てがみを作ったりしていたので、それがルーツかもしれません。とにかく小さいころから絵を描くのが大好きだったので、それが現在まで続いています。
別の話にはなりますが、祖母は習字もしていて、呉竹の筆ぺんを使って字を習ったこともありますよ!
金倉:すごい!昔から呉竹製品を使ってくださっていたんですね。
透明水彩12色パレットについてですが、今回の作品で特によく使った色が分かれば教えてください。
髙嶋:青系の色をよく使いました。とても透明感のある色で花の花弁や女の子の髪の色に使用しています。
金倉:12色パレットの中でお気に入りの色はありますか。
髙嶋:赤(カーマイン)が特に素晴らしいです。日本の朱色のような発色で素敵ですね。女の子の頬や口紅に使ったのですが、とても繊細で美しい赤だなと感じました。
青く着色された女の子の髪の毛や花
赤く着色された頬や口紅
金倉:今回作品が商品のパッケージとして発売されますが、いかがでしょうか? お気持ちをお聞かせください。
髙嶋:とても嬉しいです!
実は受賞賞品のことしか確認しておらず、受賞したらパッケージ化されるというのを見落としていて…とにかく驚きました。「まさか自分が」という感じですね。 自分の作品が使われた商品を手にするのが、今一番楽しみです。
金倉:最後に、今後の目標や抱負があれば教えてください。
髙嶋:今回の呉竹水彩アートコンペに取り組むにあたって、自分の個性がすごく大切だと改めて感じました。他の人が持っていない自分だけの世界観を生かして、今後も作品作りに取り組んでいきたいと思います。
金倉:ありがとうございます。 髙嶋さんの今後のご活躍を、我々社員も応援しております!
お問い合わせ先
🄫 2023 Kuretake Co.,Ltd. All Rights Reserved.
bottom of page